そうだ!フィリピンに住もう

フィリピンの南部ダバオ市に移住した中年男えくえくのブログ

おじさんはおじさんに「ガンバレ」とは言えない

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#)

どうも最近、日本のニュースで猟奇的な殺人事件など暗い話題ばかり目にします。その中でも特に目に付くのが「老後の不安」です。なぜ政府やマスコミはこんなに老後不安を煽るのか?なぜ数兆円単位で年金が消えて暴動は起きないのか?中高年はいつまで働かなければならないのか?それまでの人生設計は狂ったのではないか?若者は日本に希望を持てるのか?海外にいてもいろいろ考えてしまいます。

 

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私は年金受給前に「年金なんて別にいらない。来れば何とかなるだろう」という非常に甘い考えでフィリピンに移住した人間ですが、日本には友人がたくさんおり、やはり祖国だから気になるのです。私は57歳なので友人もだいたいそのぐらいの歳、みんな楽な老後を夢見て、毎日満員電車に揺られて、歯を食いしばりながら40年近く働いてきた友人ばかりです。せっかくの休みもゴールデンウィークやお盆は家族のためにお金を使い、高速道路の渋滞にハマって腰痛を引き起こしながらまた通勤してました。私の友人たちは公私共にガンバって生きてきました。しかしなぜそんな彼らが・・・

 

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私はそんな友人たちが今、社会にイジメられてるような気がして、最近すごく気分が悪いのです。今さら「おまえら負けるなよ、ガンバレよ」なんて、今まで40年近く歯を食いしばってガンバってきた友人たちには言えません。フルマラソンを走ってるランナーがいたとして、42kmのゴール地点まであと2km「よーしラストスパートだ」という時に「実はゴール地点は10km先でした」と言われてガンバレますかね?普通ガンバレないでしょ。少なくとも私の年代はまずムリです。だっておじさんだから(-_-;)

 

 

1.  年金

そもそも年金とは何か?これは私が説明するよりもWikipediaをそのままご覧頂く方がいいでしょう。

年金 - Wikipedia

 

2.  海外の年金

やはりヨーロッパ主要国の年金が手厚いようです。厚生労働省のホームページをご覧ください。

海外の年金制度|厚生労働省

 

3.  高齢化

よく高齢化社会という言葉を聞きますよね。調べてきたら、「高齢化社会」「高齢社会」「超高齢社会」の3つの定義があるそうです。世界的に見てもかなりのスピードで高齢化が進んでる我が国日本の詳細は下記URL内閣府のホームページをご覧ください。

1 高齢化の現状と将来像|平成30年版高齢社会白書(全体版) - 内閣府

 

4.  少子化

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高齢化とセットで、少子化は根本的な問題ですよね。上の表から合計婚姻世帯の出生率はそれほど下がってないことがわかります。婚姻世帯は約2人の子どもを産んでいるということです。つまり1組結婚すれば、子供は2人増えるわけで、既に2人の子どもがいる世帯に3人目を求めるよりも、未婚者に結婚を促した方が効果的な少子化対策と言えるはずです。要は「0→2 > 3ー2」ということです。

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私は特に自民党支持ではありませんが、野党はいつも批判だけで対案なく、真面目に審議してるとは思えません。国会開催費用は1回3億円です。毎回国民の血税3億円使ってるのに、いったいどういう神経してるんですかね?「これはこうすれば良くなる」という議論がなく、いつも揚げ足を取るばかり・・・あまりのくだらなさに腹が立ちます。「A案がいいのか?それともB案?C案?D案?だったらA案+C案がいいね」なんて議論を見たことがありません。国会開催費用の3億円、中身もなく、ただ目立ちたい人のアピールの道具に使われたくないと強く思います。森友問題でいったい何回国会開催したんですかね?たかだか私立校1校の汚職が解決したとして、国民の生活は豊かになるのですか?私は意味がわかりません。

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しかしこの年金問題に於ける少子化部分については、真面目に審議しないのも、実は理解できる部分があるのです。例えば今年から劇的に婚姻率が上がったとします。そして5年後、劇的に出生率が上がったとしても、その子供たちが収入を得て税金を払うまで少なくとも20年はかかります。そしてその税金が貯まるのに5年・・・要はまだ見ぬ子供たちに日本の屋台骨を支えてもらうには、5+20+5=30で、あと30年はかかるということです。私57歳で私の友人もそのぐらい、30年後に恩恵受ける頃、もうほとんど人生終わってます(-_-;)

 

しかし国民全体が私みたいな考えだと、誰も真剣に少子化対策なんて考えなくなり、次世代は困りますよね。今の政治家も若手を除けば、本音は私と同じだと思います。今60歳の政治家がいたとして、当選し続けなければならないのはせいぜい10年、あと1回か2回選挙で当選すれば人生終わりです。政治家も私たちと同じ人間ですから、30年先のことなんて考えるわけありません。だから私は政治家には、一定の年齢制限を設けるべきと思ってます。

 

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今の若い世代は私の世代の若い頃と違って政治に関心があり、非常に頼もしく思えます。私の案は「衆議院参議院共、定数は20代と70以上が10%ずつ、30〜60代が各世代でそれぞれ20%ずつ」です。例えば35歳の代議士ならば、あと30年は当選し続けなければならないので、長期スパンで物事を考えられるでしょう。あと大臣や事務次官クラスも一定の年齢制限を設けるべきと思います。短期的な事案は経験豊富なベテランに任せ、年金問題に深く関係する少子化問題など中長期的な事案は、先の長い若手に任せるべきと考えます。

 

しかし少子化の原因は婚姻率の低下と誰も言いませんよね。まあ評論家レベルはちょこっと言ってますが、国会討論で「婚姻率」という単語を聞いたことがありません。理由は辻元清美が未婚だから?なーんて、それだけのわけないですよね(-_-;)

 

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/whitepaper/measures/w-2004/pdf_h/pdf/g1020110.pdf

上のURLは内閣府のホームページです。少子化の原因は「婚姻率の低下が大きな要因」であることを政治家はわかっているのです。しかし誰も言わない。なぜ言わないのか?それとも言えないのか?結婚の問題は我が国のタブーなのか?婚姻率の問題にしてしまうと、少子化を政争の具にできなくなるからなのか?

 

日本人は結婚や恋愛については語ってはいけないのかとさえ思います。しかし「恋愛の末に結婚」という考え方も昭和過ぎて、現代社会には即してないそうです。そもそも現代社会の「好き」という概念が昔とは全く違うそうです。私の世代以上はシンプルに「AがBを好き」でしたが、現在の若者の好きは「AはBがいることにより、AはA自身を好きになれるのか?」というのが一般的な「好き」という概念だそうです。つまり若者の「好き」とは相手を好きになるということのウェイトが低く「自分を好きになれるか?」という自己愛だそうです。これについて、いい悪いと言っても仕方がありません。現実は現実ということです。ですから私のようなおじさん世代が若者のマインドを理解できるわけなく、少子化問題の最大の原因「婚姻率の低下」については、30代の若い政治家やリーダーが中心になって話し合ってもらわないと、根本的な解決の糸口はいつまでたっても掴めないでしょうね。

 

人間はそれぞれいろんな価値観があり、結婚についてもいろんな考え方があっていいと思います。そもそも「正しい結婚は何か?」と言われても、答えなんかないですよね。人それぞれとしか言えません。しかしそれでは現状の日本の婚姻率が上がるわけもなく、やはり国として考えなければならない事案であり、一定の傾向から対策を講じるべきだと思います。

 

5.  結婚

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上の表は内閣府の「2018少子化対策白書」の資料です。日本人男性の2人に1人、女性の3人に1人、これが日本の30~34歳、いわばゆとり世代の未婚率です。また18〜34歳の未婚者を対象にした2015年の国勢調査では「交際している異性はいない」と回答した男性は69.8%、女性59.1%でした。つまり男性7割、女性6割、交際相手がいない人の割合です。正直「マジか?」と思いました(-_-;)

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昔と比べれば、現代では飛躍的に女性の社会進出も進んでますよね。昭和世代の女性は「社会に出たら早くいい男性に見初めてもらって家庭に入りたい」と考えてましたが、今はゆとり教育で培った男女同権の時代です。学歴ある女性ならば、30代に入ると役職に就くなどして仕事も充実し、女子会でおしゃべりすれば適度にストレスも発散できるし、わざわざ男性と恋愛して結婚なんて考える必要がないのです。そんな状況で「そろそろかな・・・」と思っても、適齢の相手がいない。恋愛経験も少ないし、異性とのコミュニケーションの取り方もわからない・・・

 

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私はアメリカ在住時にこんなジョークを聞きました。「あなたは船に乗ってます。隣の人が誤って海に落ちて溺れてますが、あなたは泳げないので誰かに助けを求めなければなりません。では何と言って近くの人に頼みますか?」です。その答えは・・・

アメリカ人の場合 : あなたは保険に入ってますよ。

② イギリス人の場合 : あなたはジェントルマンですね。

③ 日本人の場合 : あっちの人も飛び込みましたよ。

 

どこがアメリカンジョークなんだよ⁉️

 

私は笑えませんでした。だってそれはジョークじゃなくて、ホントにそんな感じだなあと思ったからです。正直ムッとしたけど、まあそれが日本人の印象としては正しいのかもしれません。

 

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上の画像は護送船団です。日本人は「みんなと同じことをしたい」「みんなと同じことをしなければならない」というマインドが非常に強いと思います。よく言えば「協調性がある」とも言えますが、悪く言えば「個性の欠如」とも言えるはずです。日本人は他人と違うと過敏に反応しますよね。私が日本在住時に住んでいた町田相模原地域では、日比混血児はほぼ100%に近い確率で、小学校でイジメを受ける期間があります。あと1人だけゲームを持っていてもイジメられる、1人だけ持っていなくてもイジメられる、要はみんな同じじゃないとダメなんですよね。

 

私は日本人の結婚のモチベーションは「みんな結婚するから私もする」だと思います。もちろん「恋愛の末に」とか、「生活のために」ということもあるでしょうが、基本的には「人と同じことをしたい」というマインドが強いのでしょうね。これは国民性ですから、どうにもならないと思います。いわゆる中庸の精神なんですかね。但し「子供が欲しい」というマインドについては本能的な部分もあり、結婚とは別の場合の考えもあると思います。

 

しかし理由はともかく結婚したいと考える人はいるはずです。結婚を意識しないまま30代半ばになった未婚者でも、するしないは別として、ある程度は結婚を意識するはずです。現代社会に於いては「男性に守られたい」とか「愛されたい」という女性はまずいないそうで、私のような昭和のおじさんはビックリしてしまいます。「周りが結婚したから肩身が狭い」とか「子どもが欲しい」というのが、現代の大多数の結婚動機だそうです。たとえば現状で十分な収入がある女性でも「ご両親の介護が必要になった時はどうするか?」とか「定年退職まで働いていくのか?」という質問をすると、顔を曇らすそうです。また日本人の2人に1人が生涯でガンになると言われる時代、健康面の不安もありますよね。要は「誰が面倒を見るのか?」です。もし配偶者がいれば「それぞれお金を出し合い、支え合う安定的な生活が送ることができる」ということも考えるそうです。

 

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結局日本人はお金なのか・・・と言ってしまえば寂しくなりますが、よーく考えよ~ お金は大事だよ~♬という歌もありますもんね(-_-;) まあどういう考えであろうと、婚姻率が上がれば自動的に出生率は上がるはずですが、それがそう簡単にはいかないのが現実のようです。というのは「女性にとっての理想の結婚相手」と「未婚男性の現実」がかけ離れているというのです。未婚女性の中には高収入の人もいますが、男性で「結婚したいけど結婚できない」という人は年収が高くない場合が多いのです。

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一見問題ないように見えますが、男女とも昭和生まれの両親に育てられているので「男性の方が年収が高くなければならない」という概念が子世代にまで伝わっているのです。今の日本人がこの昭和スタイルの結婚観を持ち続ける限り、この先さらに婚姻率は下がるでしょう。

 

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現代の男性は「結婚後も出産後も女性に働き続けてほしい」と思っている人が多いそうです。それはその分が自分が頑張らなくてもいいからだそうで、若い頃にデートで割り勘をしていた習慣がそのまま残っているそうです。あとゆとり世代に培った「男女同権」が強く影響してるそうで「男が女を守らなければならない」というマインドがまずないようです。なわけで女性が働き続けるためには夫婦で家事を分担する必要があり「家事は女性がするもの」という昭和の価値観は、やはり改めなければ婚姻率は上がらないでしょうね。

 

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あまり言いたくないのですが、一つの問題は男女ともに私の世代なんですよね。母親がバブル期の結婚条件「三高(高学歴、高収入、高身長)」や特定の職業にこだわるなど、女性側の母親が原因で結婚までたどり着けないケースが多々あるそうです。また私の世代の男性は逆に「結婚とは愛の延長上にある」と考えており、現代の日本の社会とはかけ離れた妄想に取り憑かれてます。現代社会にそんなのはまずないのに「4畳半一間でも愛さえあれば・・・」なんて、映画のような甘い妄想をする超面倒くさいおじさんたちが私の世代であり、若い世代の良き相談相手に全くならないのです。でもまあそれはそれで、昔は楽しかったんですけどね(;'∀')

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世界的に見れば、少子化は日本だけの問題ではありません。例えばフランスは少子化対策に成功し、先進国の中でも高い出生率を示してます。但しその6割が結婚していない親からの出生、いわゆる婚外子です。フランスは徹底した保育政策を取りました。パリ市では市の予算が足りなくても、住居と教育保育行政は節約しないと市政が定めてるそうです。フランスの少子化対策のキャッチフレーズは「新しい家族の在り方」で、これで婚外子を増やし、出生率を上げたわけです。私はこういう価値観も認められる国になって欲しいとは思いますが、現実的にフランスと同じことをするのは無理だと思います・・・というより絶対無理です(-_-;)

 

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そもそもフランス人と日本人では結婚観が全く違うのです。そもそも日本人女性が男性を選ぶ条件が年収や職業というのは、フランス人女性にとってはかなり衝撃的なことと以前新聞で見たことがあります。これは職業別の婚活パーティのことを言っているのです。医師限定とか公務員限定みたいな婚活パーティのことです。もちろん全ての日本人女性がそうだというわけではなく、「生理的に好き」とか「一緒にいると楽しいから」という理由で結婚される人もいるはずですが、いかんせん少数派・・・。また婚活という言葉に代表されるように、日本人の「結婚を目的とした活動」は外国人にとっては理解しずらい行動と言われてます。私の友人で日英同時通訳をしてる女性がいるのですが、彼女は外国人に「日本人は恋愛の末に結婚するのではなく、就職活動と同様に一生懸命結婚相手を探す国民性」と不本意ながら伝えてるそうです。

 

日本の婚活については世界的にも珍しい習慣らしく、意外と世界の注目の的らしいです。そして彼女はそれを伝えると、たいてい相手から「結婚と恋愛を別に考える国民性は信じられないが興味深い」と言われるそうです。しかしそれもまた現実・・・。ちなみにフランスはでは年を取っても夫婦はずっとラブラブで、天気の良い日は手をつないで公園散歩したり、人の目を憚らずキスしたり、休みの日にはゆっくり二人で過ごすことが多いそうです。それがたとえ婚姻してない事実婚でもそうらしいです。というわけで、日本で「新しい家族の在り方」と銘打ってキャンペーンを打ち、婚外子を増やそうと思ってもフランスとは土壌が違うのです。 

 

6.  家族の在り方 

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上の画像は妻の祖母の誕生日会です。家族の在り方については、私が住んでるフィリピンが日本とは好対照になっているので、「こういうのもあるのか」というレベルでご理解ください。私の妻が初めて日本に来た時、「日本の老人はなんで施設に住んでるの?家族は誰もいないの?」と言いました。私はそれを聞いてドキッとしました。一定の年齢に達したら施設に入るというのは当たり前と思っていたからです。日本人の平均寿命84歳に対し、フィリピンは68歳ですから、そもそもフィリピンには80歳以上の高齢者が少なく、家族にもし高齢者が入れば、宝のように扱われるのが一般的で、老人を一人施設に送り込むことに妻は強い違和感を持ってました。ちなみに妻の祖母は89歳です。

 

たしかにフィリピンで一人暮らしのご老人はめったに見かけません。家には必ず誰か家族がいるので、日本にいるご老人から見れば、うらやましい部分もあるかもしれません。表現は悪いですが「小便を垂れ流しながらでも家族と一緒にいるのが当たり前」ということです。そして家族とは親戚も含めた家族で、広い意味での家族という意味になります。ではそのご老人の生活費の費用はどこから出ているのか?

 

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kaigai/14/dl/t5-06.pdf

上のURLをクリックしてきてください。実はフィリピンにも年金のようなシステムがあるのです。このSSSは私の義父も加入してたので、そこから年金は少額ながらもらってます。しかし義父は稀な例で、国民の大半は年金のシステムがあることすら知りません。そんなことよりも今日食べれるかどうかが大事なことなのです。つまりフィリピンの老人はほとんど年金収入がありません。

 

ではその年金をあまり考えてないフィリピン人は老後不安を抱えているのか?全く不安がないとは言えませんが、あんまり考えてないというのが実態だと思います。私は以前、数人のフィリピン人に老後のビジョンについて聞いたことがあります。答えはみんな「bahala na(なるようになるさ)」でした。ところが日本にいるフィリピン人に聞くと「年金をもらえる歳になるまで頑張る」という声がほとんどでした。実はこの違いは自然なことなのです。

 

フィリピン人についてよく「家族愛が素晴らしい」という評価を聞きます。もちろんそういう家庭もありますが、大多数は「相互依存が強い関係」ということなんです。つまりフィリピン人にとっての「bahala na(なるようになるさ)」とは「家族の誰かが何とかしてくれる」という意味なのです。日本人が「なるようになるさ」と言えないのは「家族になんとかしてもらおう」という気持ちがないからだと思いますが、「家族はなんとかしてくれないだろう」という悲観的な要素もあるかもしれません。

 

フィリピン人の家族愛は残酷です。この国は海外で働くOFW(Overseas Filipino Workers)の人たちがフィリピンへにいる家族へ仕送りする金額が、なんとGDPの10%も占めており、この国の経済を支える大きな収入源になってます。またOFWの割合は国民の10%もあり、海外で働く日本人の10倍の比率になります。では仕送りを受ける側は本国フィリピンで何をしてると思いますか?一生懸命働いてると思いますか?全然違います。ほとんどの家族は毎日ぶらぶら遊んでるだけで、OFWの人だけが家計を支えるという構図になっているのです。要は働く人、働かない人がはっきり分かれているのがフィリピンという国なのです。これが「フィリピンの家族愛は残酷だ」と言った意味です。しかし残酷と思ってるのは我々先進国の外人だけで、OFWで頑張ってるフィリピン人は残酷などと思っていません。むしろそれが誇りぐらいに思っています。

 

一見素晴らしい家族愛であり相互関係に見えますが、これには盲点があり、仕送りを受ける側の家族が人間として堕落していくのです。一生仕事をせずにブラブラして生きているフィリピン人もざらにいます。私はこれはブラブラしてる方に問題があるのではなく、仕送りをする側に問題ありと見ています。それはフィリピン人には共依存の傾向が見られる人がたくさんいるからです。共依存とは愛情という名の支配です。

共依存 - Wikipedia

 

フィリピンはお世話になってる国なのに批判みたいになってしましたが、それは私の本意ではありません。私が言いたいのは、日本人は自己責任が強すぎるということです。もう少し家族に依存してもいいと思うのです。ですからその対比としてフィリピンの例を挙げたのです。映画「楢山節考」に代表されるように、日本人は子供を生かすために親が犠牲になってきた歴史があり、フィリピンは子供が親の犠牲になってるだけで、犠牲の方向性が違うだけというのが私の感覚です。もちろん個別にはいろいろあるでしょうが・・・

楢山節考 - Wikipedia

 

私は日本人にも「子供を犠牲にして親が生きる」という感覚があってもいいと思うのです。もちろん皆が皆というわけではなく、大方のフィリピン人のように「子供は年金だ」という感覚があってもいいと思うのです。まあそんなこと、フィリピン人は誰も口にしませんが、実際そうですから。しかしそれは日本にとって少子化対策の一手になるかもしれないのです。つまり貧乏なほど将来不安があるから、子供をたくさん産むという発想です。子供が10人いたとして毎月1人2000円ずつもらえば、月に20000円の収入になり、フィリピンならばこれでなんとか暮らせます。私はこういうことが正しいとは思いませんが、間違ってるとも思えません。一つの生きる術なのかなという気がするだけです。

 

所感

内閣府が実施している世論調査によると、日本人の一番の不安は「老後の生活設計について」だそうです。GDPで世界第3位の国がなんでこうなったんですかね⁉️でも私は違和感を感じるのです。「そんな先のこと考えてどうすんだよ?今を楽しもうぜ!!」というのが私の本音です。平均寿命84歳の国とはいえ、80、90まで生きてるかどうかなんて、神のみぞ知るですよね。私だってわかりません。

http://www8.cao.go.jp/survey/h24/h24-life/index.html

 

私が現在フィリピンに住んでて不条理に感じるのは、「なぜ毎日ブラブラして何の不安もないフィリピン人がこれだけいるのに、なぜ何十年も一生懸命働いてきた日本のおじさんが将来を悲観して悩んでいるのか?」という点です。すごいストレスみたいですから。実は私は最近よく日本にいる友人からメールが来るようになりました。内容は「日本では先行き不安だ。おまえみたいにフィリピンに移住しようかな」とか「希望がなくなり労働意欲がなくなった」とか「このまま日本にいてもいいことなんか何もない」とか、それなりの社会的地位にいる人間がそんなことばっかり言うのです。「何を言ってんだよ」と思いつつも、ホントに虚しくなります。ちなみに数年前まで彼らとは、そんな話なんかしたこともありません。友人はみんな私のことを「変わったやつだ」ぐらいにして思ってなかったですから。

自信のない男性にシトルリン2000

 

昨今の年金不安でいろんな声を耳にしますが、「子供からお金をもらう」という発想が一切ないのに驚きます。子供からお金をもらっちゃいけないんですかね?日本の憲法にそんなこと書いてました?「食べ物ないなら、どっかよそんちで食べさせてもらうから大丈夫」なんて発想が一切ないのも違和感あるし、私がこの国にいるから感覚おかしいんですかね?どの声も立派過ぎて、何とも言いようがなくなります。そんなに人の面倒になるのが嫌な国民性なんですかね?それとも私が図々しいだけなのか・・・

 

実は私と友人の間には決定的な発想の違いがあるのです。それは生活保護の存在です。国民年金の2倍もらえて、さらに医療費はただです。非常に不謹慎なのは重々承知ですが、私があまり不安なく移住できたのは、日本に生活保護のシステムがあるからなのです。私は日本に持ち家もあり、生活保護受給の要件は満たしてないですが、「いざとなれば日本に帰って生活保護を申請しよう」という気持ちが心の底にはあったと自覚してます。しかし私の友人は「もうダメだ」の一点張りで、生活保護の「せ」の字も口にしません。「オレとは違って立派だなあ」とは思いますが、「ダメだダメだ」ばっかり言ってても、いいことなんてないでしょ⁉️

 

とにかくテレビやネットなど、年金不安の声を聞いても、この「生活保護」という単語を一切耳にしないのです。政治家が言わないのは理解できます。多くの国民が生活保護を受給するようになったら、日本は破綻しますからね。でも我々一般国民にはそういう選択肢もあるという意識だけは持っておいてもいいと思うのです。実際、生活保護を受けてる高齢者は多いですよね。ちょっと古い資料ですが、平成22年の国立社会保障人口問題研究所の資料では、生活保護受給者の40%が65歳になってます。私はそう考えると、生活保護は無償の年金なのかなという気がします。しかし見方を変えれば、生活保護自体もシステム改善しないと、正直者がバカを見る国にもなりますよね。

「生活保護」に関する公的統計データ一覧|国立社会保障・人口問題研究所

 

とにかく婚姻率を上げないと少子化には歯止めがかからず、年金行政は破綻していくのは目に見えてます。とにかく婚姻世帯の出生率は2なのです。これは平均ですから、婚姻世代で子供が4人いる家庭があれば、0の家庭もあるから平均で2なのです。この数字、世界的に見てもけっして低い数字ではありません。とにかく婚姻世帯の出生率は2ですから、2!!

 

しかしよくよく考えてみれば、結婚や恋愛の問題はあまりにも難しく、これだという答えがありません。政治家が少子化を政争の具にしたいのは間違いないですが、結婚や恋愛の問題に踏み込むのは、現実的には難しいかもしれませんね。じゃあ当面どうするのか?「70まで働け」が数年経てば「75まで働け」になるかもしれませんよね。これって解決策なんですかね?違うでしょ?これは極端かもしれませんが、日本の私立大学は全て託児所にして私立大学は廃止するとか、かなりドラスティックなことやらないと、この先どうにもならなくなるんじゃないですかね?経済的というよりも精神的に日本人が病んでいくような気がします。 

 

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どの政党にせよ、今の政治家に期待するのは無理があるように思います。人として云々の前に年収2200万円の人間に、スーパーマンみたいなことを望むのは無理があるように思います。国会議員の平均報酬(年収)2200万円、いくら経費を使えると言っても落選したらただの人・・・だったら天下りまで含めて生涯賃金9億円(事務次官クラス)の官僚の方に優秀な人材が流れるのは致し方ないことと思われます。年収2200万円で落選してもやっていけるのは、それなりのお坊ちゃまだけですよね。名誉欲だけはいっちょ前にあり、目立ちたいだけのお坊ちゃま程度の人間にこの国を任せるのは土台無理があるような気がします。

 

私は国会議員は定数を半数にし、議員報酬は最低1億5000万円は出すべきと思ってます。1億5000万円×6年=9億円で官僚トップクラスの生涯賃金に並びます。あと大臣クラスは年収3億円、首相は年収5億円、最低このぐらいの年収があれば、もっともっと優秀な政治家の成り手も出てくるはずです。とにかく数兆円単位のお金の運用を、ただ目立ちたいだけの人や、名誉欲だけのお坊ちゃまに任せていいとはとても思えないのです。今の日本はたとえ優秀な人材がいても、年収2200万円ではやる気にならないはずです。いつ無職になるかわからないから、割が合わないということです。

 

たとえばリトルリーグの少年に「150㎞のストレートを打て」と言ったところで打てるわけないですよね?政党にかかわらず、今の政治家に年金問題を押し付けるのは、それと同じことだと思います。そもそも大した能力もない政治家に向かって、国民があーだこーだ言っても解決策などあるわけありません。それよりも優秀な人材が、政治に対して高いモチベーションを持てるようなシステムの構築が必要と思います。それはやはりお金しかないでしょうね。今の日本には理想や理念など屁理屈言ってる余裕などないはずで、パフォーマンスはもうけっこう、高い給料に見合う高い能力を持つ政治のプロが必要だと思います。要は今の政治家は全員やめて頂き、公募で選挙やり直しというのが私の案です。たとえば衆議院議員の議員報酬(年収)2億円ならば、皆さんは今の政治家に投票しますか?するわけないですよね。そんな価値ありませんから。そうなれば社会全体の機運として、その金額に見合った人が立候補してくるはずです。そして我が国には高い能力を持った人材が必ずいると確信してます。

 

とにかく日本人、特におじさん達が最近急に疲弊し、希望がなくなってきたように見えます。こう言っちゃ悪いけど、フィリピン人の何倍も何十倍も働いてきたのに、なんでそんな目に遭うのか、私は悔しくてなりません。毎日満員電車に揺られて何十年も頑張ってきたおじさん達が報われる国であって欲しいと強く願います。あ、もちろん女性も(-_-;)