そうだ!フィリピンに住もう

フィリピンの南部ダバオ市に移住した中年男えくえくのブログ

夏休みにフィリピンへ来るべきではない #デング熱

皆さん、こんにちは。えくえくです。いやー、フィリピンはすごいことになってます(-_-;) フィリピン保健省によると、今年のデング熱感染者は約17万人で、前年同期比約2倍です。死者は700人を超え、フィリピン政府は「流行宣言」を発令し、長袖、長ズボンの着用や防虫剤使用を呼び掛けています。というわけで今回は「フィリピンのデング熱」の話です。

東南アジアでデング熱流行 フィリピンでは死者600人以上に | NHKニュース

 

1. 蚊の生態

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蚊の卵は水辺や水面に産み落とされ、卵から孵化した幼虫(ボウフラ)は水中で有機物や微生物を餌にして育ちます。蚊の幼虫が好む水域は種によって異り、広い水域を好む種類、水の流れている水域を好む種類、きれいな水を好む種類などがあります。

 

フィリピンで危ないと言われている地域は、スラム街など衛生的に良くない場所ですが、実は自然豊かな場所、たとえばきれいな川のほとりなども蚊は多く生息するのです。その証拠にフィリピンでデング熱患者が多い地域はタクロバン、イロイロ、サンボアンガなど比較的自然が豊かな地域で、人口1200万人の大都市マニラは、それより少ない数字になってます。

 

そして怖いのはメスの蚊です、他意はありません(-_-;) メスは1匹のオスとの1回の交尾で貯精嚢に精子が満たされ、その場合メスは交尾しません。メスはその後「吸血して」産卵します。産卵するためには吸血しなくてはならないのです。

 

それは血液が卵を発育させる栄養になるほか、吸血で満腹になることが卵の発育を始める刺激になるからでふ。吸血時間は通常5分以内、長くても10分を超えないそうです。オスは羽化後数日で死んでしまいます。またオスの口は軟弱なため、動物の皮膚を切る機能がなく、吸血することはないそうです。なんか身につまされますが(-_-;)

●参考 厚生労働省 デング熱について

 

2. 蚊の種類

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(画像 アース製薬HPより)

蚊はその種類により吸血する時間が異なり、アカイエカは夕方から夜にかけて、ヒトスジシマカ(ヤブ蚊)は昼から夕方にかけて吸血します。またビルの浄化槽で発生して、会社のオフィスなどで吸血するのがチカイエカです。また地下鉄などで見かける蚊もこのチカイエカで、夏に限らず年中発生します。尚、アカイエカとチカイエカは酷似しているので、見分けることは難しいそうです。

 

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3. フィリピンの状況

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フィリピンでは6月からの雨期に大量の雨が降り、蚊が異常発生したとみられています。7月2には1週間だけで約1万3千人の感染が確認されており、日本人にも人気のリゾート、セブ島周辺も感染者が多くなっています。フィリピン保健省は、他の政府機関や自治体などと連携し、「蚊の繁殖地の調査や駆除を徹底する」と言ってますが、私が住んでる地域では見たことがありません。ホントにやってるんですかね⁉️

 

しかしこんな状況にも関わらず、世界で初めてデング熱ワクチンの使用禁止の方針を堅持することにしました。要は「ワクチンはやらないよ」ということです。但しこれには訳があるのです。

 

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フィリピン政府は2016~17年、フランスの大手製薬会社サノフィ(Sanofi)が開発したデング熱ワクチン「デングワクシア(Dengvaxia)」の接種を実施した結果、子どもが100人死亡したのです。なわけで、今年2月に同ワクチンの販売、輸入、頒布を禁止したわけです。

 

これについては、当時ワクチンを認可した前大統領アキノへサノフィから多額の賄賂が渡ったことを突き止め、現在係争中ですが、アキノの背後には財閥があるので、おそらく無罪放免になるでしょう。要は前大統領がお金欲しさに子供100人を殺したという生々しい事件だったのです。

●参考 フィリピン保健省ホームページ↓ 

https://www.doh.gov.ph/press-release/Duque-declares-national-dengue-alert-in-selected-regions

 

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アキノが虎の尾を踏んでしまったのは、現大統領ドゥテルテ氏の孫にデングワクチンを打つ直前でした。私は大統領が「孫を殺されてなるものか」と烈火のごとく怒っていたのをテレビで見ました。大統領でなくても、こんな賄賂体質の製薬会社を信じられるわけもなく、まだ再開にこぎ着けないのは当たり前の話なのですが、海外メディアはその辺の事情は一切報道しません。もちろん日本も・・・

 

4. 日本への影響

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夏休みの海外旅行シーズンで、厚労省や外務省は感染症についての注意喚起を行っています。そして東京オリンピックが開催される来年7月まではあと1年足らずです。蚊が発生するピークの季節ですから、デング熱などの感染症リスクも考えなければなりませんよね。

ちなみに2016年のリオオリンピックの時は、ジカ熱感染で開催が危ぶまれました。そして2014年、日本で69年ぶりに国内でデング熱の感染例が見つかっており、海外からウイルスが日本に持ち込まれたと見られてます。


ちなみに昨年の日本人の年間出国者数は1895万人、外国人入国者数は初めて3000万人を突破し、いずれも増加の一途を辿ってます。で、もしデング熱ウィルス潜伏期間中の感染者が来日したらどうなるか?その人の血を吸った蚊が他の人を刺せば、当然刺された人もデング熱に感染します。

 

尚、米国疫病予防管理センター(CDC)や世界保健機関(WHO)の発表では、デング熱の感染は現在120カ国以上、年間約4憶人の感染者を数え、約50万人は重篤化したデング出血熱を発症するそうです。

 

5. 予防法

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フィリピンでは水はけの良くないスラムや逆に川沿いのエリアに蚊が多く発生します。そしてデングウイルスを持った蚊に刺されるとデング熱を発症しますが、特に子供やお年寄りなど、抵抗力の弱い人がデング熱に感染すると、命の危険さえあります。現実にフィリピンでは今年、すでに700人の方がお亡くなりになりました。
 

そして現状では特効薬がなく、安静に寝ているか、入院して点滴治療を受けるしか治療法がありません。つまり感染した場合は、その人の基礎的な体力が物を言うわけです。フィリピン在住の日本人の方も、デング熱を発症するケースが少なからずありますが、高熱と痛みに耐えながら家で安静にしていると、自然と治っていくようです。つまり一定の体力がある人にとっては、デング熱は一過性の病気であり、感染したからと言ってパニックを起こす必要はないのです。

 

で、結論から言うと「蚊に刺されない」というのが、最も重要なことです。なわけで外出時はもちろん、感染者が多い地域ならば家の中でも、虫よけのスプレーなどの薬を使う必要があります。但し日本の蚊と南国の蚊は、似て非なるものです。これは私個人の考えですが、日本の虫よけ剤を使うよりも、フィリピンの虫よけ剤の方が効果があるような気がします。

 

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上の画像はフィリピンでおそらくNo.1シェアの「OFF!」という虫よけ剤です。ドラッグストアなどで安く買えますから、日本の虫よけ剤を持って来るよりもこちらで買う方がいいような気がします。また他には「長袖、長ズボン着用」や「室内で蚊取り器や蚊帳の利用」「屋外にペットボトルや缶、おもちゃなど、水がたまるものを放置しない」などが注意すべき点です。

 

あともう一つあります。これは公的には誰も言いませんが、危ないのは病院です。日本の病院と違い、フィリピンは病院内にも蚊がいます。で、多くのデング患者がいる病院へ行けばどうなるか?要は「そこにはデング患者の血を吸った蚊がいるかもしれない」ということです。

 

もちろんデングに感染してしまえば、病院へ行くのはやむを得ないでしょうが、お見舞い程度で病院へ行くのはおすすめできません。これについては非常に不謹慎な発言だと思いますが、日本の皆さんには真実をお伝えしておきたいと思いました。たとえばお子さんが風邪をひいた時に、デング熱患者が多く入院する病院へ連れて行ったらどうなるか?判断の一つの材料にはして頂きたいと思います。

●参考 外務省ホームページ 海外安全ホームページ: 広域情報

 

6. 感染したら・・.・

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特効薬はないとは言っても、やはり病院に行かないと不安ですよね。特に旅行者の方や持病がある方は、自宅療養では心許ないですよね。では病院で何をするか⁉️まずは問診、血液検査、尿検査です。あとは薬をもらいます。でも何の薬なんだろ⁉️皆さん薬を処方されてますが、デング熱に効く薬はないはずなんですが。もしかしたら普通の解熱剤かな⁉️で、だいたいここまでの合計で2000ペソ(4000円)ぐらいです。

但し入院すると、この国では極端に値段が上がります。おおよそですが、1泊1万円見当です。とは言っても、現状だと「絶対に入院できる」とは言い切れません。地域にもよりますが、現在デング熱の入院患者で満床という病院も少なからずあり、デング熱に感染しても入院できないケースもあります。それだけ想定外の患者数なんですね、今のフィリピンは。
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私は日本人がデング熱に感染したら、基本的に入院した方がいいと思います。特に旅行者はウィルスを保有した状態で日本へ帰国したら大変なことになります。入院して血液検査を受けてから帰国されるのが義務かと思います。但しこの国の看護体制はよくありません。夜間は身内が病院に泊まって面倒を見るのが通例なので、1人で来られる方にはきつい入院になるかもしれません。

 

で、1週間も入院すれば、10万円程度の費用はかかるかもしれませんが、清算の際に必ず領収書をもらってください。日本へ帰国してから、区役所へその領収書を提出すると、7割の還付があります。要は日本の健康保険が適用されるということです。ちなみにタレントのローラさんのお父さんが摘発されたのはこの件です(-_-;)

 

まとめ

私の場合は大変無責任ではありますが、「なったらなったで、しょうがないや」と思ってます(-_-;) もちろんこういう時に山や川に行くことはありませんが、長袖長ズボンなんてそもそもムリだし、防虫スプレーや蚊帳まではやろうとは思えないのです。こちらに移住して、自分が入るお墓もダバオに買ってあるので、考えることは自分の体力を維持し、あとは「運を天にまかせて」ぐらいのもんです、はい(;'∀')

 

しかしそんな私の考えが正しいわけはありません!!会社の辞令による駐在の方や現地ご家族の事情などで、やむを得なく来られる方はしょうがないでしょうが、観光で夏にフィリピンに来られるのはやめといた方がいいと思います。この国にも雨季があり、その時期は日本と同様6~7月で、その後に蚊が大量発生するというパターンが通例です。つまり日本の夏休み期間とデング流行のタイミングは、毎年かぶってしまうのです(-_-;)

 

私のようにいてもいなくてもいいような存在のくせに体だけは頑健なおじさんならともかく、大事なご家族、特に小さいお子さんやお年寄り、か弱い女性を連れてこられる方には、夏のフィリピン(特にルソンから南部)は絶対おすすめできません!!デングで命を落とすケースはたしかに少ないのですが、それでも今年フィリピンで約700人の方が亡くなってます。そしてその多くが体力的に弱い人たちなのです。

 

そして特に日本で生活されているお子さんは、体力が弱いので心配になります。理由は過度のスマホ使用により運動量が少ないので筋肉量が少ないこと、偏食により栄養が足らないこと、この2つの理由で体力的にかなり弱いお子さんが多いからです。これは私見ですが、もし日本でデング熱患者が17万人いたら、死者700人では済まないと思ってます。理由は日本のお子さんは極端に体力が弱いからです。ちなみにこれは日本人に限らず「日本で生まれ育ったお子さん」と言う意味です。

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日本の夏はお盆休みもあり、長期休暇も取りやすいし、お子さんが夏休みということなどから旅行をしやすい時期ではありますが、夏に限って言えば、フィリピンなど南国へのご旅行は避けた方がよろしいかと思います。デング熱の流行の陰に隠れてしまったようですが、マラリアもありますからね。

 

日頃厳しい日本で一生懸命働いて、せっかくの休暇をリラックスしたい人たちが、この国に来て蚊に神経質になりながら休暇を過ごされるのは、フィリピン在住者としては心苦しいのです。SNSなどの「キラキラ投稿」に惑わされることなく、生意気なようですが、現実を見据えて頂きたいと思ってます。なんだか旅行代理店とかに怒られそうな気もしますが、ではでは!!

 

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