そうだ!フィリピンに住もう

フィリピンの南部ダバオ市に移住した中年男えくえくのブログ

祖母が入院して思うこと@ダバオ

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 11月14日、先週の木曜日に90歳になる妻の祖母が緊急入院しました。右足に浮腫と熱感、激痛があり、血圧が急降下し、呼吸困難になったため病院に搬送されました。そして今日現在も入院してますが、いまだにはっきりした病名がわかってません。

 

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入院先はダバオ市の郊外トリルにある最も古い病院です。妻が物心ついた頃にはあったらしいので、少なくとも40年以上前からやってるようです。で、右上の看板「Phil Health」というのはフィリピンの健康保険のことで、症状や年齢により5~40%負担してくれます。


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診療時間は上の画像の通りです。尚、フィリピンは病院により治療費は異なります。この病院では入院費1日1400ペソ(3000円弱)で、診療費も同額、薬代は別です。但しこれはいわゆる定価で、諸条件により定価から割引があります。


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上の画像はレントゲン室前に患者さんが並んでいる状態です。


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そして上の画像は妻の祖母が入院してる部屋です。この病院には個室はなく、全て大部屋です。


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「7歳以下の子供は入室禁止」と書いてあります。この点は日本と似てますよね。


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看病や見舞いに来るのは祖母の孫や孫の配偶者たちばかりで、祖母の子供たちは全く来ません。子供の配偶者もです。この祖母は子供が11人いるんですけどね・・・


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カトリックの国らしく、病院の至る所にキリスト様のモニュメントなどがあります。上の画像は絵ですが、陶器のキリスト様を触ってる人がけっこういました。触りながら何かお願いしてる雰囲気です。


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祖母は妻が来ると嬉しそうにします。私はこのおばあちゃんに会うと、2年前に亡くなった母が生き返ったような気がして、妙に嬉しくなるのです。


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上の画像はフィリピンの酸素ボンベです。


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食事をやるのはもちろん家族の役割です。妻はフィリピン国内に於ける介護職の資格を持っており、こういう時は活躍します。3年前に日本で私の母が入院した時も非常によくやってくれて、今でも感謝してます。

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しかしこの病院、どういう神経してるんですかね?90歳で酸素ボンベつけてるおばあちゃんに骨付きの魚を平気で出します。食事については他の孫たちは何も言ってなかったですが、妻は日本の病院の食事を知ってるし、そもそも介護職だったので、かなり怒ってました。


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な、なんとこの病院には自動販売機がありました。日本の皆さんは「だから何だ?」と思われるでしょうが、フィリピンで自動販売機は非常に珍しいのです。外に置いてる機械の中にお金が入ってたら、普通壊して取られますからね(-_-;)


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上の画像は妻のいとこ(祖母の孫)で、仮眠を取ってました。ほとんどのフィリピンの病院は夜間に人がいなくなるので、家族の誰かが夜から朝まで付き添わなければならないのです。うちの一族は数が多いので、交代で付き添いをやってますが、人数が少ない家族は大変でしょうね。


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上の画像は近所のスーパーで買ったおむつと水です。


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たばこが好きなおばあちゃんで、いつもタバコを握りしめてます(-_-;) もちろん吸うわけないのですが、持ってると落ち着くそうです。ちなみに「クリスマスプレゼント何がいい?」と聞くと「タバコ」と言われました。なんだかなあ・・・


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そしてこの病院の前でズンバをやってる日もありました。てっきり看護師の卵たちかと思ったら、カレッジのビジネスコースのOJTだそうで、なんでここでやってるんだか意味がわかりませんでした。

 

今回の祖母の入院で、この国の国民性を表す代表的な言葉「bahala na(バハラナ)」の真の意味を垣間見た気がします。「バハラナ」と言うのは直訳すると「なんとかなるさ」とか「なるようになるさ」という意味で、南国らしい言葉ですよね。ちなみにタイの「マイペンライ」や沖縄の「ナンクルナイサー」も同じような意味です。

 

しかし考えようによっては、これは恐ろしい言葉とも思えるのです。目の前に問題があった時に「バハラナ」と言うのは、「自分は何もしなくても、周囲の誰かが何とかしてくれる」という自己責任回避の言葉とも取れるのです。

 

今回の祖母の入院で、孫や孫の配偶者は獅子奮迅の働きをしましたが、肝心の祖母の子供たちは誰も来てません。義父が長男なのですが、兄弟仲が悪いわけでもなく、母親とも普通の関係です。私は不思議に思い、妻に「なんで来ないか?」を聞きました。すると・・・

 

「病院代が高いの知ってるから、行って払えないとカッコ悪いから行かないんだと思う」とのことでした。でも今回の件、実は金銭的な問題はないのです。祖母の子供11人のうち、遠隔地にいる3人は裕福だし、ダバオ市内には私もいます。お金のことなど考える必要はないのに、病院に行かないのです。私なら母が重篤な状態ならば、たとえ自分がホームレスでも会いに行きますけどね。それはただ会いたいからです。

 

義父や叔父たちはけっして悪い人ではないのです。むしろいい人で、私は好きです。しかし目の前に問題があると、「バハラナ」と行って教会へ逃げる体質はいかがなものかと思います。そして医師から「危険な処置があるから子供のサインが必要、孫じゃダメ」と言われたので、もういい加減に病院に来てくれないと困るのです。

 

日本の皆さんのフィリピン人のイメージはなぜか「陽気で明るく大らか」ですよね。でも全然違うんですよ。もちろんそういう人もいますが、むしろ日本人よりも気難しい人の方が多いんですよね、この国は。ではでは!!

 

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