そうだ!フィリピンに住もう

フィリピンの南部ダバオ市に移住した中年男えくえくのブログ

プロの目から見たフィリピンのマッサージ

皆さん、こんにちは。えくえくです(#^.^#) 先日、首の寝違えの状態が思わしくないので、近所のマッサージ店へ行ってきました。なわけで今回はマッサージ店の話です!!地元ではなかなか評判のマッサージ店ですが、プロゆえの見方なので辛辣な部分もあります。

1日5分で簡単に!ストレートネック対策「首ゆるストレッチピロー」

 

1. 店舗概要

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ダバオ市内のうちから車で10分の繁華街トリルに一際目立つ看板があります。今回行ったのはこの店で、その看板を右に曲がり、50mほどのとこにあります。


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「Sebo MASSAGE」という店です。この店が出来てから、この街はこの店の一人勝ち状態になりました。尚、店舗前に駐車スペースもありますが、非常に傾斜がきついので、セダン系の車で行かれる方はお気を付けください!!


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小ぶりの受付です。店内は静かで、受付の女性も小声でひそひそ話します。この店はいつも客がいっぱいなので、一度店へ行ってから予約しないと、なかなか入れません。ちなみに1時までは男性客ばかりですが、それ以降は女性客が多くなります。どの国も旦那さんの方がこずかいは少ないみたいですね(-_-;) 但し夜は行ったことないのでわかりません。


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料金表です。時間帯と施術時間によって料金は変わりますが、私は1時間100ペソ(200円)ではさすがに気がひけるので、ちょっと見栄を張って午後1時に予約しました。コースは「スウェーデン式+指圧+タイ式コンビネーション」の1時間コース150ペソ(300円)です。

 

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で、やたらとオプションの「ホットストーン」を勧めますが、私は断固拒否してます。それは「石を使うと施術者が楽だから言ってるだけ」ということを知っているからです。そーです、実は私はかつてプロの施術者だったのです。


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施術を受ける前に行ったトイレもフィリピンにしては珍しくキレイでした。


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上の画像は入口が開いた瞬間だから撮れましたが、店内はかなり暗く、環境音楽を流し、エアコンはしっかり効いてました。かなりリラクゼーションを意識した店です。ちなみにベッド数は6床、スタッフは女性の施術者4名と受付1名の計5名いました。


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暗いのでやっと撮れたベッドです。見えますか?一応有孔ベッドで、この上にシーツを敷いてから施術します。で、そのシーツは1回ごとに交換してました。またベッドは低めで、背の低いフィリピン人施術者用に工夫されてるなと思いました。


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上の画像は今回施術してくれた女性です。大変一生懸命やってくれたので、好感を持てました。ちなみにこの店の施術者はみんな小太りの20代女性で、愛嬌があります。では施術内容を・・・

 

2. 施術内容

① 足湯

まずはぬるま湯が入った桶に足を入れ、足を洗ってから拭いてくれます。

 

② 時間確認

「この時間から施術開始です」とデジタル時計を指差しました。で、客はパンツいっちょになり、オイルマッサージ以外は体の上にシーツをかけ、その上から施術します。

 

③ 手掌圧

まずは背部への手掌圧と手根圧からです。手のひらや手のひらの下の部分で押す手技で、これはタイ式としてやっているのでしょう。但しただ押しているだけで、受け手の呼吸のリズムに合わせようという気持ちはなかったです。本来は受け手が息を吐くタイミングで押圧しなければならないのですが、それは息を吐くタイミングで筋肉は緩むからです。

 

但しここはフィリピン、注意指導はご法度です。「こうした方がいいよ」程度で、もうアウトです。フィリピン人はよほど高学歴でなければ、日本のゆとり世代同様に注意指導でパニックを起こしてしまう傾向があるのです。

 

④ 指圧及び所感

次に上半身への指圧です。まあこうやるだろうなとは思ってましたが、案の定「指頭」での指圧でした。

 

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画像は人差し指ですが、指圧とは本来親指の指腹部分で押圧するのが基本です。ところがこれは大変なことなのです。指頭よりも指腹の方が面積も広く柔らかいので、指腹で押圧する方がより力が必要になり、施術者は疲労します。

 

しかも指が痛くなるので、日本の施術者でさえ指腹での押圧は嫌がります。それは指頭で押圧すれば楽だからです。爪も当たるし、指腹に比べて指頭の方が面積も小さくかたいので、弱い力でも受け手は痛がります。なわけで施術者はさほど力は必要なく、さらに日本ならば「これが●●のツボですよ~」みたいに、指頭を使うことに正当性さえ持たすほどのインチキぶりです。まあフィリピンではそこまでのインチキはめったにありませんが。

 

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今は亡き「ジェット浪越」こと、浪越徳次郎先生が仰っていた「指圧の心は母心、押せば命の泉湧く~」なんて考え方は、一部のベテラン施術者を除いて、残念ながら日本にはもうなくなりました。今は受け手本位ではなく、施術者本位の時代なんですよね。指が痛ければ、施術者はすぐにやめますから。

浪越徳治郎 - Wikipedia

 

そもそも日本の指圧マッサージの学校、全国平均で1年間の実技履修時間はたったの20〜30時間です。理由は国家資格の筆記試験が難しいので、合格率のためには実技に履修の時間をあてられないという学校側の事情があります。

 

しかしこれで「国家有資格者」として普通に現場に出てくるわけですから、お客さんはたまったもんじゃないですよね。施術なんてできるわけないですから。なわけで日本人が外国人に「指圧とはこういうもんだ」と言える時代は終わりました。大変残念ではありますが。しかし天国の浪越先生はどう思ってるのかなあ。息子さんが引き継いだ学校では、平気で生徒に肘圧(肘で押すこと)やらせてるし・・・まあ余談ですが。

 

⑤ 下肢への施術

次は下肢への手掌圧とストレッチでした。このストレッチをおそらくタイ式と言ってるのでしょうが、日本の整体の手技と似てました。まず下肢の筋肉が弛緩する体勢がわかってないので、施術そのものに意味がなかったです。

 

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というのは足をまっすぐに伸ばした状態だと、ふくらはぎや太腿の裏の筋肉は緩まないので、本来は膝を軽く曲げた状態で施術しなければならないのです。特にうつ伏せの状態で、いきなり下肢のストレッチは太腿前側の筋肉が肉離れする可能性もあり、大変危険な施術でした。

 

本来これをやる場合は、先に太ももの前側の筋肉をほぐしてからやるべきなのです。ちなみに日本にはお客さんをケガさせた場合のための施術者保険がありますが、タイ式をやる場合は施術者保険には加入できません。要はそれだけ事故が多いということです。

 

⑥ オイルマッサージ

次はうつ伏せの状態でオイルマッサージです。これをスウェーデン式と言ってるのでしょう。この施術者は強擦、軽擦共なかなか上手かったです。オイルマッサージの場合、ピンポイントな押圧ではないし、体の面に対して垂直に押圧する技術も必要なく、受け手の呼吸のリズムに合わせる必要もないし、上手い下手に一番差が出ないのがオイルマッサージなのです。要はやる気があれば誰でもできるのですが、そのやる気そのものと体力に個人差が出るということです。

 

次に仰向けになってのオイルマッサージです。腕や顔、首、頭、下肢などを施術してもらいました。しかしこのオイルの成分は謎です。かすかにアロマ系の匂いがしますが、なんかサラダオイルみたいな感じでした。まあかぶれることもないので、有害物質とは思いませんが・・・

 

⑦ 再度指圧

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起き上がって座った状態で再度指圧です。はっきり言って、これはいらない施術です。座るということは姿勢保持のために上半身の筋肉を使っており、筋肉が緩んでないので、座った状態で上半身を施術しても、筋肉がほぐれるわけがないのです。

 

特に肩首まわりの筋肉は4〜5kgはある頭顔部を支えているので、筋肉は緊張しており、座った状態で施術されても何の意味もないのです。要は座位でやる日本の整形外科の「なんちゃって保険診療」と同じです。

 

ちなみに私自身が自分の整骨院保険診療をやっていた時期も長いので、本来それを批判できる立場にはありません。ぶっちゃけ商業的にはそこそこ儲かってましたが、保険診療では治療目的の施術が十分にできなかったので、長年それがコンプレックスでした。なわけで晩年は自由診療のみの整体院を開業して施術をすることにし、施術者人生の最後に「施術者としてのプライド」を取り戻すことができました。で、その後フィリピンに移住したわけです。

 

⑧ 安静

施術時間の最後5分間は安静です。施術者から「リラックスして5分寝ててくださいね」と言われ、寝てました。そして5分経つと施術終了ですから、実質の施術時間は55分間ということになります。で、最後にまたデジタル時計を指差し、「ね、ぴったり1時間でしょ」と時間確認を促されました。

 

まとめ

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私の体はオイルマッサージで塗られたオイルがそのままなので、外に出たら「メロリンキュー(若き日の山本太郎)」みたいになってました。天気がいい日なら、かなり日焼けしちゃいそうです(-_-;)

 

で、施術の最後の方でこの女性が「疲れた疲れた」と言ってくるので、「むむっ、これは高めのチップを要求してるな」と思い、奮発して100ペソ(200円)あげたら、めちゃくちゃ喜んでました。そりゃそーです、150ペソ(300円)の施術料金に対してチップ100ペソ(200円)なんて、通常はありえないことですからね。たとえば皆さんは外国のレストランで1500円分食事をして、1000円チップを払いますか?なわけないですよね。

 

まあ「あーだこーだ」とイチャモン付けたみたいになっちゃいましたが、それは私がプロの施術者だったからで、この施術者の女性は大変好感を持てました。日本ならば整形外科や整骨院の施術者よりは上だし、2980円均一のマッサージ店施術者とはほぼ同レベルです。「施術料金150ペソ+チップ100ペソ=250ペソ(500円)」で、55分間一生懸命施術してくれるのですから、対費用という意味では何の文句もありません。

 

とは言ってもマニュアル通りにやってるだけなので、何かの症状があって行くのはどうかと思いますが、リラクゼーションとして行くには十分すぎると思います。なんせ昼の1時までは1時間コース100ペソ(200円)、昼1時以降は6時までは1時間コース150ペソ(300円)ですからねえ。これで文句言われたら、店側もたまったもんじゃないですよね。店内も清潔だし、ダバオに来る友人にもこの店を勧めようと思ってます。ではでは!!

 

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